なぜこの方法を学ぶべきか
女性の前で固まってしまう。あなたもそんな経験がおありでしょう。
頭が真っ白になり、言葉が出てきません。相手の視線を感じると、ますます緊張が高まります。帰り道で後悔する。なぜあんなことを言ってしまったのか、もっとうまく話せたはずなのに、と。
この悩みは、あなただけのものではありません。
しかし希望はあります。緊張をやわらげる方法があるのです。それが、中村天風という思想家が伝えたクンバハカ法です。
明治から昭和にかけて、日本の経営者や政治家など、重要な決断を迫られる立場の人々が、この技術を使って心を落ち着かせてきました。大谷翔平選手は渡米前から天風の著書を愛読していたことが知られています。世界中から才能が集まる競争の世界で圧倒的な成績を残す、その強靭な精神力の源泉の一つが、天風哲学にあったわけです。
クンバハカとは何か
クンバハカ法。肛門を軽く締めて、同時に肩の力を抜きます。
なぜこんな動作で緊張が消えるのでしょうか。
人間の身体には、外部からの刺激に対して自動的に反応する神経の仕組みがあります。これを神経反射といいます。女性を目の前にしたとき、神経は勝手に緊張状態を作り出します。
緊張は肩に現れます。肩に力が入り、呼吸が浅くなります。首から上への血流が悪くなり、脳への酸素供給が不十分になります。思考力が鈍ります。言葉が出てきません。
女性との会話で特に緊張するのは、相手からの評価を意識するからです。好印象を与えたい、失敗したくない。こうした心理的プレッシャーが、神経反射を過剰に作動させます。
クンバハカ法は、この神経の暴走を止める技術です。
身体の二つの部位を同時に操作します。まず肛門を軽く引き上げて締めます。骨盤底筋という身体の最下部にある筋肉を使うのです。ここに力を入れると、エネルギーが下半身に固定されます。
同時に肩の力を抜きます。同時であることが大切です。
人間の身体には面白い性質があります。下半身に力が入ると、上半身の力が抜けやすくなります。逆に上半身に力が入っていると、下半身に力を入れにくいのです。
この状態を上虚下実と呼びます。上半身は空っぽで軽く、下半身は充実して安定している。緊張している人は真逆です。上半身に力が入り、下半身がふらついています。
クンバハカは、この状態をひっくり返します。
緊張によって神経は自動的に肩に力を入れろという信号を出しています。しかしあなたは意識的に肩の力を抜きます。この能動的な制御が、神経の暴走を止めるのです。自動運転していた身体を、手動運転に切り替える、といってもよいでしょう。
中村天風はこう言っています。大きなショックを受けたら、クンバハカで対処せよ、と。
クンバハカは、パニックの瞬間に数秒間の猶予を作り出します。女性の前で頭が真っ白になりそうな瞬間、肛門を締めて、肩の力を抜きます。反射的なパニックを止めることができます。その数秒の間に、冷静さを取り戻せるわけです。
どうやって実践するか
具体的な方法を説明しましょう。
背筋を伸ばし、肩の力を抜きます。4カウントで息を吸い、息を止め、4カウントで息を吐きます。息を止めている間に、クンバハカを行います。
- 肛門を軽く引き上げて締める
- 肩の力を完全に抜く
二つを同時に行うことです。片方だけでは効果が半減します。
初心者は4カウントから始めてください。慣れてきたら、息を止める時間を延ばしていくこともできます。
実際の場面での応用も簡単です。女性と話す直前、深呼吸を一度して、息を止めた瞬間にクンバハカを行います。身体の緊張が和らぎます。
一度やっただけで完璧にはなりません。毎日数分、この呼吸法を練習してください。朝起きた時でも、寝る前でも構いません。
最初は不自然に感じるかもしれません。肛門を締めながら肩の力を抜く。この同時操作に慣れるまで、少し時間がかかります。
しかし数日続ければ身体が覚えます。意識しなくても、緊張した瞬間に自然と身体が反応するようになります。
練習する時は、鏡の前に立ってみてください。肩が本当に下がっているか、確認できます。最初のうちは、肛門を締めると同時に肩にも力が入ってしまうことがあります。鏡で確認しながら、正しい動作を身体に覚えさせましょう。
この技術をどう活かすか
クンバハカは、女性との会話だけでなく、人生のあらゆる緊張場面で使えます。プレゼンテーションの前、面接の前、大事な電話をかける前。どんな場面でも使えます。
続けて練習することで、緊張した場面でも自然に身体が反応するようになります。すると、どうなるか。
あなたの性格そのものが変わり始めます。
以前なら避けていた場面に、臆せず飛び込めるようになります。女性との会話を楽しめるようになります。自分に自信が持てるようになります。
中村天風の教えは、緊張を和らげるためだけの技術にとどまるものではありません。人生を積極的に生きるための哲学です。どのような環境にあろうとも心を常に積極的に保つこと。それが天風哲学の核心です。
稲盛和夫氏は少年時代、結核にかかり死を覚悟しました。隣家の奥さんから谷口雅春の『生命の実相』という本を借りて読み、心に描いたことが現象となって現れるという考えに衝撃を受けます。若くして経営者となった稲盛氏が天風の著書を貪り読んだのは、自身の体験を体系的に説明してくれる思想を、そこに見出したからです。
クンバハカは、その哲学を身体で実現する技術なのです。
あなたも今日から始められます。4カウントの呼吸法から始めてください。毎日数分の練習が、あなたの人生を変えていきます。
女性の前での緊張は、身体が勝手に反応してしまうから起きます。肛門を締めて肩の力を抜く。この動作で、身体の勝手な反応を止めることができます。
単純な動作ではありますが、効果は確かです。
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